スマホカメラの劇的な進化によって、デジタルカメラを使う人は減ってしまいました。しかしながら私の中には、「そんな時代だからこそデジカメの魅力を見つめ直したい」「スマホのカメラにはない良さをお伝えしたい」という気持ちがあり、当記事を書いています。
今回紹介するのは「IXY DIGITAL L」という2003年にCannonから発売された、若い人からしたら化石のようなデジカメ。
なぜそんな古いモデルを今さら紹介するのか。その答えは、この先の続きを読んでいただければきっと伝わるはずです。
・安価で入手可能
先ず、IXY DIGITAL Lというカメラのことでお伝えしたいのは値段のこと。オークションサイトやフリマアプリで安価に入手することができます。多少変動はあると思いますが、平均して1000円くらいでしょう。いわゆる駄カメラというやつですね。
これくらいの値段なら「カメラにちょっと興味が湧いたけど、どれがいいのか分からないし高価なものは敷居が高くて……」という人でも手が出しやすいはずです。
既に生産終了モデルなので、ヤフオクやメルカリなどで中古にて入手するしか方法はありません。私はメルカリにて1000円ほどで手に入れました。
・コンパクトサイズで持ち出しやすい
値段と同じくらいお伝えしたいのは、サイズが本当に小さいこと。手のひらにすっぽりと収まるなんてレベルではない。ポケットに入れておいたことを忘れてしまうレベルです。
ここが意外と重要だったりするのです。持ち運びが億劫ではなく、撮りたい時にサッと出せてパッと撮れる。コートのポケットやバッグにはもちろんですが、夏場でも短パンのポケットに問題なく収納できるでしょう。
「そんなことを気にするならスマホでいいじゃん」と思ったそこのあなた! あながち間違いではありませんが、次を読んでいただくとIXY DIGITAL Lを使う理由が少し分かるのではないかと思います。
・起動の手間
その “理由” とは、起動のこと。そう、電源ONです。スマホのカメラは、例えばiPhoneだとスリープを解除してカメラアプリを立ち上げなければなりません。この時点で2手必要です。
その点、IXY DIGITAL Lに限ったことではありませんが、デジカメは総じて電源ボタンを押すだけ。あとはシャッターを押すだけで写真が撮れてしまいます。スマホでは2手のところがデジカメでは1手に。この差は私の中で計り知れないほど大きいのです。
起動時間としては最新モデルなんかと比べると若干ゆったりしていますが、それでも電源ON→シャッターで撮れるのはとても嬉しい。心に大きな余裕が生まれます。
・単焦点レンズ搭載
そして、なんと言っても単焦点レンズを搭載しているということ。これが最高。このサイズで単焦点のカメラなんて他にありますか? 少なくとも私は知りません。
カメラを詳しくない人にとっては「単焦点レンズ? なにそれ」的な感じですよね。すっごく乱暴に説明すると、 “光学ズームができない代わりに写真がキレイに撮れる” みたいな感じでイメージしていただければと思います。
画素数は400万。数字だけ見ればiPhoneには勝てませんが、カメラは画素数が全てではありません。
(IXY DIGITAL L で撮影後リサイズ)
とは言っても、室内などの暗い場所では感度の関係でスマホカメラに軍配が上がる場合があるでしょう。だから、手に入れたら昼間の屋外で試写してみてください。きっとその意味が伝わるはずです。
・今後の予定
もっと書きたいことはありますが、今回はこの辺で締めたいと思います。当記事へのアクセスがあればIXY DIGITAL Lのさらなる魅力をまた書きたいと思っています。
「そんなに絶賛なのに実際の撮影写真がほとんどないじゃん」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。その辺りもいつか投稿できたらと。とりあえず今回はこんな感じで。最後まで読んでくれてありがとうございました!