18年ぶりの読書感想文「カラフル」




夏休みの宿題で一番苦手だったのが読書感想文。先ず、読書が苦手、そして尚且つ、それについての感想を文章にしなければならない。これほどの苦行が他にあるのだろうか、というくらいに嫌いでした。

そんな、読書及び読書感想文が大嫌いな私が、今回珍しく読書をしましたので、久しぶりに感想文を書いてみようかと思います。

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読んだ本は、こちらの小説。

森絵都さんの「カラフル」です。1998年に出版された作品で、映画化もされている様ですね。全然知りませんでした。

この本は最近、嫁が購入したもので、嫁が読む前に私が勝手に読み進めていたら貸してくれました。途中、読まなくなってしまって間が空いてしまったのもあって、読了するまでに2〜3週間かかってしまいましたが、読み進めるペースは、私としては早かったと思います。

難しい言葉などは出てきませんし、読みやすかったです。テンポも良く、早く次の展開が読みたい、そんな感じで読み始めると、あっと言う間に時間が過ぎました。

読後感としては、「面白かった」です。純粋に面白かった。面白かったと言ってしまえば、それで終わりになってしまうのですが、面白かったです。今まで本を読んでいて、純粋に面白いと思ったことが少ないので、この「カラフル」と、私とは相性的なものが、ぴたりと合ったのかもしれません。

たまに気まぐれで本を読んでいても、”読みたいから読む”のではなく、”読もうと思って読んでいる”という感じが自分としては強いのですが、「カラフル」はページをめくるごとに”読みたい”と思わせてくれる本でした。

ここから先は、私なりの”あらすじ”を紹介しますので少々ネタバレありです。

 

 

あらすじとしては、死後、魂となった主人公が他人の体に”ホームステイ”をするという物語。

主人公は生前、罪を犯した為に輪廻のサイクルから外されます。しかし、再挑戦の抽選に当選したことにより、中学生の男の子の体にホームステイをしながら生前の罪を思い出そうとします。罪を思い出すことが出来れば、また輪廻のサイクルに戻ることが出来るというのですが・・・。ってな感じです。

いじめ、思春期の自我形成、受験、家族や友達との人間関係、などの青春真っ盛りな内容に懐かしさと、甘酸っぱさと、心がぎゅーっとなるような。読み進めながら、自分の中学生のときを思い出したりして、少しワクワクした気持ちにさえなりました。

ちょうど、この本が出版された時、私は中学生でしたので、なんだか運命的なものを感じてしまいます。「カラフル」が出版された時に中学生だった人なんて、私以外にもめちゃくちゃ沢山いますが、そこはあまり気にしない様にします。ロマンチストなんで。

結末というか、終わりは読み進めていく内に何となく予想ができて、最終的に、やはり予想通りの結果となりました。それでも「面白かった」と思わせてくれる魅力が、この本には詰まっていると思います。読み終えた後の満足感というか、胸がいっぱいになって、2時間の映画を一本観終えた後のような、そんな気持ちになりました。

ブログを始めたことによって、文章との付き合い方が変わってきたのでしょうか。それとも本当に、「カラフル」との相性が、ばっちりだったのでしょうか。もしかしたら、”どちらも”かもしれませんね。

映画も気になるのでいつか観てみたいと思います。